2017年11月9日木曜日

怪老人日乗:11月8日(水)


曇天。午後から晴れという予報は大いに外れ、昼前から小雨が降り出した。
午前から身繕いして飯田橋。旧知のMさんとお昼ご飯。サクラテラス内のイタリア料理店にて、レモンクリームと小海老のパスタ、パン、蒸し野菜、コーヒ。Mさんは某月刊誌の営業職だった方で、少し前に近い業界の他社に移った。出版業界話、子育ての話などを一時間ばかり。といってもわたしには語るべきネタがあまりないので、Mさんの仕事ぶりをフムフムと興味深く聞く。 出会った頃は某インディーバンドのベーシストだったMさん(今もかな)、すっかり立派になられた。


都会に出たついでに諸方面と軽く打ち合わせのようなことをし、雑用足してから中野ブロードウェイにて古本。4階で怪奇幻想文学とオカルティズムを物色。今日も『UFO超地球人説』には出会えなかった。2階に立ち寄り、いつものようにゾイドの顔見て撤収。アイアンコング8万円、ゴーレム3万円。品揃えには変化なし。
そのままブロードウェイ脇のミスタードーナツに寄って仕事。たまった仕事をコツコツと片づける。ミスドは読書がはかどるなあ。帰りの中央線で本を読んでいる男性を観察。今どきスマホではなく活字に目を落としている人は珍しいから、つい気になるのだ。読んでいたのはジョン・ダービシャー『代数に惹かれた数学者たち』。駅からの帰途上、近所の住宅街にはうっすらと霧がかかり『エクソシスト』のワンシーンのよう。

 
帰宅して夕飯、イナダの漬け丼、胡麻豆腐など。くたびれたので少々仮眠、深夜にむっくり起きてゾンビーのように仕事をする。お腹が空いてコンビニへ。家の最寄りのコンビニ、とてつもなく愛想の悪い青年アルバイトがいて、当初はいやだなと思っていたのだが、最近はいっそ「頑固親父のいる店」と思うようにした。するとあら不思議、全然気にならない。むしろ老舗名店の風格さえ感じる。







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