2018年4月5日木曜日

怪老人日乗:4月4日(水)


快晴。東京は初の夏日という。
コツコツ続けている仕事部屋の整理、やってもやっても一向片付かない。ぎりぎりまで本を減らし、これ以上は減らせないというところまで来た。かっこいい部屋に住みたくて、たまにインテリアの本を立ち読みするのだが、残念ながら参考にならない。『カーサブルータス』などに載っているお洒落ハウスには、矢追純一の新書や東海林さだおの文庫はまず並んでいないのだよ。


焼け石に水だが、もう読まないかなという本を20冊ほど売りに行き(平河出版社のクリシュナムルティなど)そのまま外で仕事。コーヒー屋にこもって座談会の原稿まとめを進める。夕方帰宅の後、家族と夕食後、DVDで『天使の恍惚』を鑑賞。このところ若松孝二作品がわが村のレンタル屋にも大量入荷されており、嬉しいので片っ端から借りている。その後また仕事。


書庫整理のついでに念願の「揃っていないシリーズチェック」続き。前回は東雅夫編「文豪怪談傑作選」シリーズを総チェックし、案外持っていない巻が多くて愕然としたのだが(詳しくはこちらを参照)、さて今回はどうだろうか。


まずは、同じく東雅夫編「伝奇ノ匣」シリーズ(学研M文庫)をチェックしてみる。お、意外に優秀優秀。8巻『ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚』が抜けているだけで、ほぼ全巻揃っているではないか。ただし「幻妖の匣」と題された白い背表紙の『赤江瀑名作選』は持っていません。ここで若い人たちへのアドバイス。東雅夫氏編纂のアンソロジーは出たらすぐ買っておくこと!でないと僕みたいな気持ち悪い本棚になるよ!




続いてこれまた気になっていた「ナイトランド」&「ナイトランド・クォータリー」を掻き集めてチェック。「ナイトランド」は「サイバーパンク特集」が抜けている気がしていて、何度か書店で手に取ったのだが、か、買わなくてよかったー。抜けていたのは第4号「オカルト探偵」特集。いかにも買いそうな号なのに……自分で自分が信じられない。
版元が変わり「クォータリー」になってからもどこか抜けているなという自覚はあったのだが、書店で眺めてもどれがどれやら。集合させてみてやっと判明。最新号と8号を買えばいいのだね。




ついでに「ナイトランド叢書」も点検してみると、意識的にスルーしていたホジスン『異次元を覗く家』 の他に、スミス『魔術師の帝国』の2巻のみ未購入だったことに気づく。やはり一回読んだことのある作品だと、購入決意がにぶってそのまま流れていってしまう模様。勢いも大事ですねえ。





最後にお待ちかねのVHSコーナーです。我ながらなんてインテリジェンスな棚なんだろう……。



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