2018年5月8日火曜日

怪老人日乗:5月6日(日)

ああ、ゴールデンウィークが終わってしまう……。
その事実に耐えきれず、髪をかきむしりながら道路に飛びだした。
「もっと休みをくれーッ!」「おれは生きているぞーッ!」そのとき悪魔のダンプカーが府中街道を時速200キロで突っ込んできて、彼の肉体はばらばらに砕け散り、額には「G」と「W」の文字が刻印された……。


なにを書いているのか自分でもよく分からないが、そんな気持ちになるくらい連休が終わるのがいやなのです。
ぼくは自由業者なのでカレンダー上の休みはほぼ関係ないのですが、それでもこの「世間がお休みしている」という雰囲気には得がたいものがあり、そこに便乗して怠けるのが大好きで、もし可能なれば10日でも20日でも世間に休んでいてもらいたいと思うのです。出版社から催促の電話やメールがないのもありがたい。それだけでぼくの心はずいぶんおだやかでした。


とはいえ、世間が休んでいるときこそ働かねばならないのが自由業者の宿命。連休明けには毎日ように取材や原稿〆切があり、休みのうちに3つは原稿を片づけておかないとまずい。現状仕上がっている仕事はもちろんゼロ。仕事部屋にまで侵入してきたゴールデンウィーク菌から逃れるべく、スクーターに跨がって隣駅の国立まで出かけてきました。


喫茶店にこもって原稿下書き。みんなどこかへ遠出しているのか、店内はがらんとしていてお客はぼく一人。公園でお昼を食べてから、くにたち中央図書館でさらに作業。国立駅からまっすぐに延びる大学通は見晴らしが最高で、走るたびに気分がさっぱりします。歩道橋のところで停車して、青空をバックに写真を一枚。ふと脇を目をやると、フリーメイソンリーのロッジが建っていました。ぼくはまったく知りませんでしたが、一部では国立ロッジの存在は有名な話みたいです(家人も知ってました)。








一旦帰って、夕方再び外出。最寄り駅そばのコーヒー屋にて原稿を進め、駅ビルの書店で高山宏&巽孝之『マニエリスム談義 驚異の大陸をめぐる超英米文学史』(彩流社)を購入して帰宅。こいつはおもしろそう。
息子は今日ずっと『学年誌ウルトラ伝説』(小学館)に夢中で、ユートムが「こうとむ」と誤記されているのを発見しては「これへんだよねえ」とニヤニヤ。まだ3才。将来どんな大人になるのでしょう。
夜はDVDで映画一本眺めた後、ゆるゆると仕事。のつもりが、缶コーラ一本であっけなく酔ってしまいリビングで仮眠。明け方むつくり目覚めて、原稿を1つ仕上げました。


というわけで。
しばらく間が空いた本ブログですが、なまけ病に冒されていただけですのでご安心を。毎日22時に寝ていたので体は超絶健康です。




おまけ画像。上述の『学年誌ウルトラ伝説』にあったウルトラマンタロウの学校成績。弟をフォローするやさしいA兄さん……。



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